ガラス电极と比較电极の組み合せは、内部抵抗の高い電池と考えることができるため、これをそのまま普通の電位差計(電圧計)につないでも、その電位差 を正確に測定することはできません。必ず高入力インピーダンスの増幅器が必要です。このような増幅器に色々な調整用抵抗などを加えたものがpH計の 指示部です。
辫贬计の指示部に欠くことのできないものとして、非対称电位(不斉电位)调整机能、温度补偿机能、感度调整机能があります。
非対称電位調整機能は、电极を标準液に浸したときに、pH計の指示値の読みを、标準液のpH値に一致させるよう調整するためのもので、増幅器のゼロ点を電気的に移動させる働きをします。
温度補償機能は、ガラス电极の1pH当たりの起電力が温度によって変化することを補正し、どの温度でも正しいpH値が指示計に示されるように調整するものです。ただし、温度補償电极を用いる方式のpH計(自動温度補償)では、この調整が自動的に行われます。また、一般的に感度調整機能が付加されています。
感度調整機能は、ある温度でのガラス电极の1pH当たりの起電力に増幅器の感度を正しく一致させるよう調整するものです。
ガラス电极には、内部电极がありpH7の内部液に浸っています。
电极をpH7の液に浸したとき、电极膜の内側も外側もpH7となるため、理論上電位差は0になるはずですが、実際にはある程度電位差が発生します。この電位差を広い意味で「不斉電位差」と言います。不斉電位差は、ガラスを加工した時のひずみや形状、ガラス組成によってその大きさが異なります。また、比較电极の内部液の汚れによっても発生します。その他、pHガラス応答膜が乾燥すると不斉電位差が大きくなり、誤差が生じます。したがって、新品の电极先端には保護キャップが被せてあり、保護キャップ内はスポンジに水を浸した状態となっています。不斉電位差の正常な範囲の目安は、±30mV(0.5pH)以内です。